本 作者ヤ行

ぼくは勉強ができない/山田詠美

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)作者: 山田詠美出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1996/03/01メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 238回この商品を含むブログ (302件) を見る 初読みの山田さん。 あちこちで感想を読んだりしていたのですが、借りたのは初めて…

悪党/薬丸岳

悪党作者: 薬丸岳出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2009/07/31メディア: 単行本 クリック: 13回この商品を含むブログ (10件) を見る 久し振りの薬丸さんの作品。 前回のものは、不快感ばかりが残る作品でしたが、今回のものは…

闇の底/薬丸岳

闇の底 この商品の他のレビューをみる» 薬丸 岳 ページ数が少なかったので、佳境に入るのも早く、割と早く読めたなーと思っていたのですが、結局犯人が誰なのかハッキリ分からなくて非常に気持ちの悪い終わり方でした。この人の作品はこの手のものばかりのよ…

天使のナイフ/薬丸岳

天使のナイフ この商品の他のレビューをみる» 薬丸 岳 一気に読みました。面白かった。実は以前予約してあったのですが、連絡不要にしてしまってあったので、結局読まないまま返却されてしまったのです。でも今予約するとすぐに読めたので予約してみました。…

瑠璃でもなく、玻璃でもなく/唯川恵

瑠璃でもなく、玻璃でもなく 唯川恵 角田さんの作品に続いて読んだのですが、こちらも様々な女性が主人公となる短編ではないけれど全てが繋がっている作品でした。 こっちの方が女って感じ。私はまさにこの人だなと思えるような人はやはりいませんが、どの人…

愛に似たもの/唯川恵

愛に似たもの 唯川 恵 久し振りの唯川さんの作品です。 いろいろな女性が出てくる短編で、どの人も最後ちょっと悲しい終わり方です。 だから読むのがちょっと辛くなる時も。 そんなに多くを望んでいるわけじゃないのに、どうしてそうなっちゃうんだろうと毎…

再婚生活/山本文緒

再婚生活 山本 文緒 久し振りの新刊だそうで、これを読むとそれも分かります。 これは単なる日記です。でもとても面白かった。 ただ読んでいて、影響されやすい私は、自分までもが鬱病のように思ってしまい、非常に疲れました。誰でも多少の浮き沈みはあるで…

オール/山田悠介

オール 山田 悠介 初読みになるのかなぁ?めざましテレビで紹介されていて予約しました。とても軽めで読みやすいです。漫画っぽい。だから結構飛ばしながら読んでしまいました。それでも内容が読めると言うか、先が読めてしまうのです。だからって悪いわけじ…

ブルーもしくはブルー/山本文緒

ブルーもしくはブルー (角川文庫) 山本 文緒 このタイトルを見た息子が「どっちにしてもブルーってことじゃん」と言いました。確かに。そうか、もしくはの意味がもう分かるんだねと少し感心しました。 そしてその息子の言葉がこの本の内容と遠くないってこと…

どろ/山本甲士

どろ 山本 甲士 図書館に行ったら、たまたまあったので借りてきました。 実は過去にも借りたことがあります。でもその時はどうも集中できなくて断念してしまったのです。今回は大丈夫でした。とても面白かったです。 男性が主人公だと、どこか客観的に見るこ…

眠れるラプンツェル/山本文緒

眠れるラプンツェル 山本 文緒 久しぶりの山本文緒さんの本です。 予約した本はなかなか借りられないし、でも本は読みたいしと言うことで、図書館の中をふらふら歩いていて見つけた本です。 これすごく面白くて、1日で読んでしまいました。 最初は短編なん…

わらの人/山本甲士

わらの人 山本 甲士 随分前に読み終わっていたのに、感想を書いていませんでした。 全体的に読みやすくて面白いです。短編なので、一気に1つずつを読みました。 中でも好きだったのは花の巻。 これは最後うるうるしました。 ああ、良かったなと思える。 こ…

息がとまるほど/唯川恵

息がとまるほど 唯川 恵 久しぶりに読んだ唯川さんの作品。 うーん、どうなんだろう。 短編だからたくさんの心に闇を抱えた女性が出てきます。 中には自分にも芽生えるかもしれない闇を抱えている人もいますが 私はそこまでじゃないなと思ってしまう。 悲し…

初恋温泉/吉田修一

初恋温泉 吉田 修一 以前いろいろな作家さんが集まって作られた本で1度読んだことがあります。その時も割と好きな雰囲気の作家さんだなーと思った記憶があります。これはどうして予約したんだっけ?人気がある本だったからだと思うんだけどな。 短編なので…

きっと、君は泣く/山本文緒

きっと君は泣く 山本 文緒 終わりが良かったから内容が全て良かったような錯覚を覚えますが、出てくる人がそれぞれ個性的で、それぞれに背負っているものがあって、それに共感できなかったので、途中投げ出したくなりました。でも椿と言う人がどうやって人生…

プラナリア/山本文緒

プラナリア 山本 文緒 久しぶりの山本文緒さん。短編だから読みやすかったです。これどれも好きです。敢えて言えば最後のお話は余り好きじゃなかったかな。これは主人公が男性だからなのかもしれません。その他は全て女性が主役なのです。どの人もどこか人生…

ボクって邪魔なの?/吉永みち子

ボクって邪魔なの? 吉永 みち子 学校の先生がメインの話でした。実話を元に作られたと言うので、余りにもひどい場面を読むと先に進めないほど辛くて。私は子育てにポリシーみたいなものはありません。そんな風に冷静に子育てが出来ませんから。してはいけな…

イルカ/よしもとばなな

イルカ よしもと ばなな 久しぶりのばななさん。すごく良かったです。最初はなかなか話しに入れなくて、集中できなくて、読んだところを何度も読み返したりなんてしてしまって、これは読み終えないかもしれないなぁと不安にもなりましたが、お寺に行った辺り…

TUGUMI/吉本ばなな

TUGUMI(つぐみ) 吉本 ばなな 過去にも何回か手に取り読んだ記憶がありますが、最後までちゃんと読んだのは今回が初めて。すごく良かったです。最後の手紙は1人で読まないと溢れる涙を誰かに見られるかもしれません。出てくる人たちがみんな優しくて心温かい…

群青の夜の羽毛布/山本文緒

群青の夜の羽毛布 山本 文緒 これは辛い。読み終わってからも悲しい気分のままでした。この世界から早く抜け出したいと思ってしまいました。最後はああ良かったと思える本が好きなのです。でも母親が怖いと感じることはとてもよく分かります。仕事をするよう…

あなたには帰る家がある/山本文緒

あなたには帰る家がある 山本 文緒 すごく面白かったです。久しぶりにぐいぐい読み進めることが出来ました。ただいろいろな人がどこかで繋がっているのは少し強引かな?なんて思ったけど。でも内容は読み応えがあって私は好きです。真弓の夫に対する不満がと…

不運な女神/唯川恵

不運な女神 唯川 恵 短編なのでとても読みやすく、内容によって好き嫌いもありました。やはり悲しい終わり方は辛いです。読み終わってホッと出来るものが好き。果てしない絶望感に襲われるものを読むと自分はそんな人生を歩まなくて良かったと思う反面、どう…

シュガーレス・ラヴ/山本文緒

シュガーレス・ラヴ 山本 文緒 短編なので読み進めるのがとても早かったです。女性特有の病気もあり、自分だってなったかもしれない、なるかもしれないなんてことを思いながら読みました。主人公はそれぞれにストレスを抱えていて、そのストレスが私にはそん…

落花流水/山本文緒

落花流水 山本 文緒 とても面白かったです。1人の女性を中心に関わる様々な人の視点で話が進んでいきます。人の心は読めないなーと読んでいて思います。私は同じ場面を人を変えて感情を描写していくものが割と好きです。こっちはこう思っているけどあっちは…

ため息の時間/唯川恵

ため息の時間 唯川 恵 読み始めてすぐにこれ読んだことあるぞと思ったのですが短編だったのでまた読んでしまいました。どれも男の人が哀れに感じる内容で可哀想と思うものもありましたがほとんどが仕方ないねと思うものでした。でもこんな女の人いないんじゃ…

聖者は海に還る/山田宗樹

聖者は海に還る 山田 宗樹 今読み終わったばかりです。心理学には小さな興味を持っています。私の場合、人の心を操ろうなどという気持ちはもちろんありません。ただ自分に対してどのような印象を持っているのかな?と思うことはよくあるので表情などから感じ…

100万回の言い訳/唯川恵

100万回の言い訳 唯川 恵 内容に共感出来たわけではないけれど、ところどころで書かれていた夫婦の在り方は自分の今と似ているので、うちだけじゃないのかなと思ったり。でもこの2人はもう夫婦でいる必要はないんじゃないの?なんて思ったりもしました。結果…

かび/山本甲士

かび 山本 甲士 頻繁にお邪魔している方のBLOGで紹介されていたので借りてみました。 とても面白かったです。 主人公の行動や考え方には頷けるものもとても多かったし そこまではと思うこともありましたが、それに近い感情は持ったことがあります。 人に優し…

直線の死角/山田宗樹

直線の死角 山田 宗樹 久しぶりに一気読みしました。 以前にもこの方の本を読んだ事がありますが それとは内容が全然違っています。 タイトルだけだとどのような内容か分からないので少し悩んだのですがこの小説は横溝正史賞を受賞したもので著名な作家さん…