ぼくは勉強ができない/山田詠美

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)

ぼくは勉強ができない (新潮文庫)


初読みの山田さん。
あちこちで感想を読んだりしていたのですが、借りたのは初めて。
これもパンダのリンクから飛んだ先で見掛けた本です。


高校生の男の子が主人公で、とても理性的な子です。
息子は多分こういうタイプにはならないだろうなーと思う。
でも息子が高校生になったらこういう日常が待ってるのかなーと思うことはとても面白く、
楽しく高校生活を過ごしてもらいたいと思う。


少し前に中学に入ったら小学校がすごく楽だったことが分かったと言っていた息子。
帰る時間の遅いこともそうだし、いろいろな面で厳しさを感じているようです。
だけど楽しいと言っているので、いいなーと思う。
毎日楽しいのかーって。
私が毎日つまらないかって言うと、そうでもないんだけど、
学生時代の楽しさとは全然違うし、体力的にも同じことを経験するのは無理な感じがするけど、
未知の世界をどんどん進んでいくことをとても眩しく感じる程度に年をとってしまったのです。


でもいっぱい悩んで、自分で答えを見付けたり、怒れたり、大笑いしたりして、
毎日いっぱいいっぱいかもしれないけど、きっとそれは今しか出来ないと思うから、
いろんなこと経験して成長してほしい。


全然本の感想になってないけど、読みやすくて面白かったです。