愛に似たもの
唯川 恵
久し振りの唯川さんの作品です。
いろいろな女性が出てくる短編で、どの人も最後ちょっと悲しい終わり方です。
だから読むのがちょっと辛くなる時も。
そんなに多くを望んでいるわけじゃないのに、どうしてそうなっちゃうんだろうと毎回思うのです。
幸せになれそうな場面を読んでも、ああ、幸せなまま終わらないんだったと思い出し悲しくなったり。でもまた読んでしまうと言う性悪な私です。
きっと誰にもある望みと嫉妬が書かれているからなんじゃないかと。誰にでもかどうかは分かりませんが、私はとても理解出来る内容でした。