眠れるラプンツェル/山本文緒
眠れるラプンツェル
山本 文緒
久しぶりの山本文緒さんの本です。
予約した本はなかなか借りられないし、でも本は読みたいしと言うことで、図書館の中をふらふら歩いていて見つけた本です。
これすごく面白くて、1日で読んでしまいました。
最初は短編なんだと思っていたのですが、実は全て同じ人が出てくるのです。
私は主人公の寂しさがとてもよく分かる。
私が息子に対して過干渉なのは、寂しさ故のことなのかもしれないと思っているからです。
私は何をやっても心から満たされないのかもしれない。
満たされたとしてもすぐに次を求めてしまう。
それが寂しさになる。
でも私は不眠症でもないし、割と忙しく毎日を過ごしています。
だけど心の奥には、自分でもどうしようもない寂しさを抱えているような気がします。
読んでいて3人の生活はとても楽しそうでした。