本 作者サ行

僕の明日を照らして/瀬尾まいこ

僕の明日を照らして作者: 瀬尾まいこ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/02/10メディア: 単行本 クリック: 43回この商品を含むブログ (39件) を見る 久し振りの瀬尾さんの作品は今までと違って暗かったなー。 登場する人達が魅力的なところは変わらない…

十字架/重松清

十字架 (100周年書き下ろし)作者: 重松清出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/15メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 35回この商品を含むブログ (31件) を見る すごくいろいろ考えてしまった。 でも読んで良かった。本当に。 たくさんの人が出演する本…

ビタミンF/重松清

ビタミンF作者: 重松清出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/08メディア: 単行本 クリック: 11回この商品を含むブログ (41件) を見る古本屋で買った本です。これは短編だったので時間のある時に少しずつ読んでました。前半はとにかく私からみてダメ過ぎる父…

ドント・ストップ・ダンス/柴田よしき

ドント・ストップ・ザ・ダンス この商品の他のレビューをみる» 柴田 よしき 久し振りに借りた柴田さんの本。以前何冊か読んだことがあって、そのうちにちょっと違うなぁと思う作品を何冊か読んでから読まなくなっていましたが、今回はなぜ予約したのか自分で…

仮想儀礼(下)/篠田節子

仮想儀礼〈下〉 この商品の他のレビューをみる» 篠田 節子 そして更に続けて下を読みましたが、こっちはちょっと辛い内容でした。何て言うか、異常と言うか、気持ち悪い感じ。私には考えられない信仰心の深さと恐ろしさを感じました。ここまでいったら毒なん…

仮想儀礼(上)/篠田節子

仮想儀礼〈上〉 この商品の他のレビューをみる» 篠田 節子 いつもお世話になっているユミさんのブログの感想を見て予約した本。結構厚い上に上下巻ともなると読めるのか心配でしたが、無理なら読まずに返そうと思って借りました。私は割といろいろなことに対…

天国はまだ遠く/瀬尾まいこ

天国はまだ遠く この商品の他のレビューをみる» 瀬尾 まいこ 少し前に古本屋さんで買っておいた本です。図書館で予約した本がなかなか借りられず、でも何か読みたいなーと思って買いました。瀬尾さんの作品はどれも好きで、多分全部読んでいると思っていたの…

ステップ/重松清

ステップ この商品の他のレビューをみる» 重松 清 切ないお話でした。重松さんの本は、最後悲しい終わり方のものがいくつかあって、それが続いた時にちょっと読めなくなっていたのですが、今回は何とか読めました。女の人が1人で子供を育てるのは、経済的に…

虐待の家/佐藤万作子

虐待の家—義母は十五歳を餓死寸前まで追いつめた 佐藤 万作子 いやー、しんどい内容でした。最初はひどい両親の内情が分かるだろう程度で予約して、読み始めたのです。ひどいところもたくさんありました。親になったから親らしく出来るわけではないことも日…

戸村飯店青春100連発/瀬尾まいこ

戸村飯店青春100連発 瀬尾 まいこ 久し振りの瀬尾さんです。やっぱり瀬尾さんは外さないなぁ。私の記憶の中では、多分初の学園ものじゃない作品なんじゃないかと。でもとても面白かったです。 私自身には父親の違う弟がどこかにいるらしく、そんな関係では姉…

ありがとう、さようなら/瀬尾まいこ

ありがとう、さようなら (ダ・ヴィンチブックス) 瀬尾まいこ やっぱり瀬尾さんの文章がとても好きです。温かいんだよねー。私よりも2つ年下なのですが、学校の先生って言うのはパワフルでないとやっていけないね。私なんて日々楽な生活していても夜になると…

青い鳥/重松清

青い鳥 重松 清 久し振りに早く読みたくなる本でした。重松さんの本は読み終わった時に虚しくなることが多くて、最近は余り読まなくなっていました。どうしてこんなに寂しくなってしまうのか、確かに現実はそんなに幸せなことばかりではないけれど、本は読み…

音羽幼女殺害事件/佐木隆三

音羽幼女殺害事件—山田みつ子の「心の闇」 佐木 隆三 またいつものユミさんのところで見掛けて予約した本です。 当時とても話題になり、ワイドショーでも長い時間取り上げられた事件で、私も興味深く見ていました。まさかお付き合いのあるお母さんが犯人だっ…

いつか、僕らの途中で/柴崎友香

いつか、僕らの途中で 柴崎 友香,田雜 芳一 あるキンキファンの方の日記で拝見して、即予約してみた本です。 とても優しい本でした。 もうおしまい?って感じ。 それにしても、随分と手紙を書かなくなってしまったなー。 貰うのはとても嬉しいのに、その嬉し…

ドロップ/品川ヒロシ

ドロップ 品川 ヒロシ ガリガリくんが本を書いていることを知り 調べてみると売れていたので予約してみました。 主人公のヒロシは品川本人なのか? その辺がハッキリしないけれど、とにかく不良物語です。 不良中学生がいろんな悪いことをする話で 有り得な…

見えない誰かと/瀬尾まいこ

見えない誰かと 瀬尾 まいこ 新刊かと思ったら、エッセイでした。 でもとても面白かったです。 私の友達に中学校の先生になりたいと思っているお嬢さんがいます。 この子は私よりも随分年下なのに とてもしっかりしていて、私よりも精神的には大人だなと感じ…

温室デイズ/瀬尾まいこ

温室デイズ 瀬尾 まいこ 今まさにタイムリーな内容だなと思いながら読みました。読みながらも読み終わってからも思うことは、いじめが原因で自殺してしまった子供達は、親が思っている程先生に期待なんてしていないんじゃないかってこと。 私も過去には軽い…

砂漠の薔薇/新堂冬樹

砂漠の薔薇 新堂 冬樹 読後感が悪すぎる。でも面白かったんだろうな。あっという間に読み終わったんだから。どうなる?どうなる?って思いながら読んでいたから、とにかく余り目を離さずにいたんですよね。だけど、読んでいる間も読み終わった後も気持ちが沈…

トワイライト/重松清

トワイライト 重松 清 終始暗い感じです。でも読んでしまうのは、自分に置き換えたり、登場人物の心境が少なからず共感できるからなのかもしれない。私は今結婚をして子供がいるけれど、それが結婚していない人よりも幸せなのかと聞かれても幸せなのかもしれ…

強運の持ち主/瀬尾まいこ

強運の持ち主 瀬尾 まいこ 読みやすかったのですいすい読めました。瀬尾さんの書く文章は優しさに溢れているので心が温かくなります。占い師さんのお話は最初内容が予測できなくて、面白いのかな?と不安もありました。でも読み始めてすぐにそんな心配は無用…

卵の緒/瀬尾まいこ

卵の緒 断然表題作の方が好きです。私人が死ぬのは苦手。どんな事情であろうとも、憎らしい人だって死んで欲しくない。死んでしまったらそこでそれまでの感情も止めるしかなくて、永遠にすっきりしないままなんじゃないかなと思います。だから2作目はどうも…

クローズド・ノート/雫井脩介

クローズド・ノート 雫井 脩介 とても良かったです。最初読み始めは淡々としていてそんなに面白くないなーって思っていたんです。読むのやめちゃおうかとも。でも香恵ちゃんが伊吹さんのノートを読むようになってから一気に面白くなりました。目が離せなくな…

暗い日曜日/朔立木

暗い日曜日 朔 立木 借りる時にタイトルの由来がとても気になっていました。読み終わってやっとなるほどーです。朔さんの作品は最後に心が優しくなれるので好きです。読み終わって最初に「ああ、良かった」と思える本なのです。そういう気持ちになれると途中…

幸福な食卓/瀬尾まいこ

幸福な食卓 瀬尾 まいこ すごくいいお話でした。最後の方でまさかの動きに驚きました。それはないよーと悲しくなりました。でもきっと前を向いて歩いていけるんじゃないかなと思います。頑張らずに少しずつ笑えるようになればいいのにね。 登場する人たちが…

死亡推定時刻/朔木立

死亡推定時刻 朔 立木 いやー、久しぶりにすっごく面白かったです。中盤を過ぎると何かをすることを放棄してとにかく読みたくなりました。私は法律関係にとても興味があるのですが、勉強してみたいと思ったことがあるだけで何もしたことはありません。やるか…

きみの友だち/重松清

きみの友だち 重松 清 すごく良かったです。短編のような感じなのですごく楽に読めるのです。もう子供が主人公の話を読んでも自分のことを振り返るよりも自分の息子がこの子だったらと思って読むようになっちゃったなー。年齢がそうさせるのか?怖い怖い。で…

ビタミンF/重松清

ビタミンF 重松 清 すごく面白かったです。なのに最後の「母帰る」は読みませんでした。やはり子供が出てくる話はいろいろなことを考えてしまうなぁ。自分を親の立場で読んでしまうのは少なからず親と言う意識を持っているからなんだろうけど、子育てって正…

カカシの夏休み/重松清

カカシの夏休み 重松 清 重松さんの作るお話には時々すごく考えさせられることがあります。この本もその一冊でした。読む時間がなかったのでやっと読み終わったって感じですが、私は最後の「未来」が1番好きです。今まで気にもしていなかったのですが、そう…

きょうはなんのひ?/瀬田貞二

きょうはなんのひ? 瀬田 貞二, 林 明子 大好きなロビンさんのところで紹介されていて早速図書館で予約した本がこれ。すぐに借りることが出来ました。息子は毎週土日のどちらかで本を読むことが宿題になっています。昨日は私の選んだこの本を読ませました。長…

ラスト・レース—1986冬物語/柴田よしき

ラスト・レース—1986冬物語 柴田 よしき それ程面白いとは思いませんでしたが、後半に差し掛かるとどうなるのかとても気になりました。私は宝石や装飾品などに全く興味がないので彼女達が魅せられる気持ちがいまいち理解できませんでした。それに強姦してき…