天国はまだ遠く/瀬尾まいこ

少し前に古本屋さんで買っておいた本です。
図書館で予約した本がなかなか借りられず、でも何か読みたいなーと思って買いました。
瀬尾さんの作品はどれも好きで、多分全部読んでいると思っていたのですが、これは初めて。
他にも読んでない作品があるのかもしれません。

全体的に特に大きな波がやってくるわけではなくて、淡々と優しく時間が流れます。
だからなかなか読み進めることが出来なくて、途中で読むのをやめようかなーと思ったのですが、その淡々とした日々が結構居心地良く、何となく読み終えました。

私は寂しがり屋なので田舎には住めないと昔から思っています。
寂しがり屋のくせに干渉されることは煩わしいと感じるので、賑やかなのに知らん顔というか、その辺が都会をいいなと思うところで、この本の舞台には余り魅力を感じないのですが、読んでいると癒されるのです。
きっと主人公がそれを楽しいと感じているからなんだろうな。

田舎に来て、前へ進むことが出来た。簡単に言うとそんな感じですが、何となく心情が共感出来る部分が多くて、楽しく読めました。

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