ステップ/重松清

切ないお話でした。
重松さんの本は、最後悲しい終わり方のものがいくつかあって、それが続いた時にちょっと読めなくなっていたのですが、今回は何とか読めました。

女の人が1人で子供を育てるのは、経済的に大変なイメージですが、男の人が1人で子供を育てるのは、子供がいろいろと抱えてしまうんじゃないかと勝手に想像してしまいます。

特に子供が女の子の場合、お母さんがいた方がいいんじゃないかと思ってしまうんですよね。
実際私なんて母親だけの生活でしたけど、母親に思ってることを話したこともなかったし、いつまで経っても好きになれず、未だに疎遠ですけどね。

でも自分が親になってみると、同じ性別の人間がいる方がいいように思います。
息子の体の成長や心の成長を一緒に見守ってくれる男の人がいることが心強いんですよね。

この本を読んで、いろいろ考えました。もしも自分が死んでしまったらとか、夫が死んでしまったらとか。きっとすごーく大変だろうなと思います。
だけどきっとその分の幸せもあるんだろうなーと思いました。

そんな中で育った子供は優しい子になるんだろうなとも。

でも自分の子供には悲しい思いをさせたくないと思ってしまうのですけど。


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