空白の叫び/貫井徳郎

空白の叫び 上

空白の叫び 上

貫井 徳郎



早く続きが読みたいです。3人は一体どうなるんだろう。本当は一気に読みたかったのですが、下巻はもう少し先になりそうです。上巻だけでもかなりのページ数で、最初はなかなか進まなかったのですが、3人の生活や性格がハッキリ分かるようになる頃には目が離せなくなりました。うちには息子がいるから、息子もこんな風にいろんなことを考えるようになるのかなーと少し遠いことのような気持ちで思ったりもしました。

親なんてと思われるようになるのは辛いなぁ。バカにされることもあるのかな。何か悪に手を染める状況に出くわした時に、親を悲しませたらいけないんだって思って踏み止まって欲しいって言うのが理想だけど、そんな存在にはなれないのかな。



少年院での生活は本当にあんな感じなのか、怖くて怖くてどうしようもないのに、気になって仕方がない。

読んでいて人を殺した3人なのに、犯罪者として彼らを見ることが出来ない自分に驚いてしまう。殺したことをいいことだとも思わないけれど、少年院での生活を当然のことと思えないのはなぜだろう。