すれ違う背中を/乃南アサ
- 作者: 乃南アサ
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04
- メディア: 単行本
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久し振りの乃南さん。
音道さんシリーズを期待していたのですが、今度はこういう2人の女性の日々なのかー。
やっぱり罪を犯し、それを償ったと世間ではみなされても、人によっては一生背負っていくことになるんだろうな。
やったことにもよるだろうし、人それぞれでもある。
でもそういう気持ちになれる人が、本当に罪を償ったと言えるんじゃないかな。
再犯なんて言葉もあるんだから、何度罪を犯して捕まっても、反省どころか運が悪いと思う人だっている。
口先だけの反省も頭にくるけど。
その点主人公の芭子さんがいつまでも反省し続けているところが、読んでいて気分がいい。
罪を犯したら、家族は縁を切る方がいいのかもしれない。
冷たいかもしれないけど、それが何よりの薬のような気がする。
あれ?今過去の日記を見たら、これはシリーズになってるようです。前回の感想を読んでも全然思い出せない。
でも面白かったらしい。