ひそやかな花園/角田光代

ひそやかな花園

ひそやかな花園

読書するの久し振り。
引越しがあったから、のんびり本を読むなんてとても無理で、図書館で予約した本も借りずに返却してました。
ようやくちょっと余裕が出てきたので(本当は片付けないといけないんだけど)借りてきました。

こういうことって幸いにも私には縁がなかったから、考えるまで至らなかったんだけど、もしも私が妊娠しなかったら、きっと病院へ行っただろうな。
治療をするかどうかは全く分からない。自分だけ頑張ってもダメなことだし。

私は結婚して1年経つ少し前に妊娠しました。
だから出来ないのかなーと不安になったことはあります。
それに、結婚すると、それを言うことが当たり前になるのか、子供はまだ?と相当な回数言われて、
1番言うのが夫の母。
もちろんそれは悪気なんてないんだろうけど、毎月生理になると報告したりして、予防線引いたりもした。
そうすればとりあえず来月までは言われないなと思って。
だけど半年位経ったら、義母から普通なら出来るのにと言われ始めて、病院へ行った方がいいとも言われて、かなり落ち込んだ。
おかしいって何度も言われると、どんどん不安になるし、焦る。
今思い出しても辛かったなー。

だから、私は結婚した友達にも子供のことは絶対聞かない。
出来れば私の知ってることなら話せるし、心配なことを聞いてあげることが出来るけど、妊娠って結婚したら誰でもするものじゃないってことが分かったから。
産んだら産んだで2人目は?と未だに言われるけど、大きなお世話だと思う。
どうだっていいじゃんって。
私にとって息子を育てることは簡単なことじゃないし、経済的にも今がギリギリ。
無理して子供を作って、いろんなストレス抱えるよりは、今のままがいいと思う。
母親になって多少は肝が据わったのか、お金ないからねーとか言えるようにもなった。

義父母が仲良くしている友達夫婦の子供2組が子供3人抱えて離婚したことも、子供がたくさんいれば幸せとは言えないことを証明してくれたようで、最近は無責任に子供を何人も産んで、イヤになったら離婚しちゃうんだからねーと批判的にもなっている。
義兄もそうだから私に対する風当たりは弱くなって助かってるけどね。

そんないろいろなことを思い出したり、考えたりしながら読みました。

でも全然こんな感じの内容ではないですよ。
面白くてあっという間に読み終えました。