森に眠る魚/角田光代
- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2008/12/10
- メディア: 単行本
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読後すぐの感想としては、やっぱりハッピーエンドがいいなーって思いました。だからちょっとスッキリしない感じです。
最初は何人も登場してくる女性の環境がなかなか頭に入らなくて、人が主人公が変わる度に戻って読み直してしまったのですが、読み直さなくなった頃それぞれがちょっと面倒な状況になり、その時のそれぞれの感情がとても怖かったので、どうなるんだろうとどんどん読んでしまったのですが、最後何となく寂しくなってしまって、そんな気持ちになることが余り好きではないので、それでイマイチだなーと思ってしまいました。
何か女ってつまんないなーとか思ってしまったのですよ。
私はママ友達をもともと意欲的に作ることはなくて、今息子を通じて付き合ってる人は息子とは関係ないお付き合いが出来ています。
そうでないと無理なのです。
やっぱり子供同士も仲良しで親もなんてなかなか難しい。
私のような気にしいな人間は息子よりも出来る子供は妬んでしまうし、息子よりも出来ない子供には優越感を持つ可能性が高く、優越感を持つ立場なら問題ないけど、妬んでしまう場合は、息子に対してもいいことないに決まってる。
この本を読んでいると、自分のイヤな部分がたくさん見えて、手に汗握りながら読んでいた気がします。
もっと女同士だって楽しいし、面白いと思うし、思いたい。
だからこの本は苦手です。
でもこの本に出てくる何人かの人の気持ちになったことがあるし、結構リアルにずしーんときます。
結局みんな幸せになってほしかったんだよね。それがハッキリ分からなかったからスッキリしなかったのかもしれません。