三月の招待状/角田光代
三月の招待状
角田光代
年末年始は編み物の合間に読書をしていました。でもやはり日常の用事が多いので、なかなか出来なかったのですが、本はある程度読み進むと止められないので、こんな感じの本は読みやすかったです。短編のようであり、全てが繋がっている話なので、その後が気になることも別の人で明らかになったりするのでスッキリしたり。
どの人が自分に近いのか。読んでいてもピンとこなかったのですが、どの人の気持ちも何となく分かるのです。もちろん全然違うと感じるところもありましたけど、同じ人間はいないのだから当然かなと。
30歳も後半になって感じるのは、人と言うのは外見だけでは決して判断出来ないと言うこと。でも私は外見もある程度を望んでしまうので、見た目で判断してるところは大きくてせこい奴なのです。
すごくいい人だとは思うけどその人の服装などが余りにも自分と違うともうダメなんですよ。小さい人間ですよねー。
おっと話がそれました。
そんなことを考えながら読んでいたのでつい書いてしまいました。
私よりも少し先輩になる人達のそれぞれの人生を読んで、共感したり驚いたりとても面白かったです。本の最後に紹介されていた角田さんの作品を図書館で予約してしまいました。
登場する人達と年の近い方にお勧めです。