これは暗くなりそうだ。

昨日は夏休みに息子と会ったきりの母と会いました。

私にとって母と言うのはいつまで経っても好きになれない人です。

とにかく自分が過去のことを忘れないと付き合えない人で、でも忘れることが出来ないので、疎遠になっていた時期もありました。

でも息子の為にも良くないし、夫もいつも気にしてくれるので、頻繁ではないけれど、時々会うようにしています。

ただ母と2人だけと言うのは正直気が重いので、食事会などで会うようにしています。

それが何回か続いたことで母は私が過去のことを吹っ切ったと思ったのでしょうか。近頃は何か貰ったから取りにおいでと電話が掛かってくるようになりました。そうなると息子が学校へ行っている間にささっと取りに行くしか時間がないので、私が1人で出掛けることになります。

それも当り障りない話をして、少しでも楽しく過ごせるように考えていくのです。

それでも行く度に気持ちが暗くなって、やっぱり2人で会うのはやめようと思うのです。



もうどうしても普通の親子にはなれないんですよね。

なぜなのかは過去の日記などに書いたことがあると思うんですけど、私が親になってみて、自分が母にされたことを許せなくなったと言った感じです。

親としてよくしたなぁと思うことが多くて、私がいかに必要のない子供だったのかを思い知ることになってしまったんです。

今で言うと育児放棄、虐待になるのかな。

その辺のことは消せない過去で、私は決して母のような親にはなりたくないと言う反面教師の考えで生きてきました。

そのことは自分が辛かったからこその考えで、感謝していると言えなくもない。

でも普通は自分がされて嬉しかったから自分の子供にもしてあげようと思ったなんじゃないの?と思ってしまう。



とにかく母とのことを書くと、心穏やかにいられないので過去のことは余り書きませんよ。



昨日はその母からまたまたびっくりするようなことを聞いたのです。

私達も息子が中学生になるまでには家を買いたいと考えています。年も年なので、注文住宅は厳しいかなと最近は思っています。建売りかなーと。中古を買うのはさすがに抵抗があるのですが、少しずつあちこち見て回らないといけないなと思っています。

昨日は父が定年になったら年金だけで生活出来るのかを聞いてみたのです。うちも余裕がないから、援助するのは無理だよと伝えて。そしたら、年金生活になる方が、今よりも収入が増えると言うのです。ええええ???それはおかしいんじゃない?と思いいろいろ話してみても絶対にそうだと譲らない。私も正直知識に乏しいので、じゃあ2人で充分やっていけるんだねと聞き「充分暮らせる」と知ってそれならいいよと話を終わらせました。

そしたら、実は私達に家を建ててあげたいとお父さんが思ってることを母が話し始めました。お父さんから私に話すから、内緒だよと言われていると前置きして。

最初は家を建てる援助をしてくれるんだと思っていたのですが、聞いてみるとどうやら一緒に住むつもりのようで、息子が転校しないようにそっち(私の住む町)の方に建てようかって話してると言うのです。

そこで私が「もしかして一緒に住むってこと?」と聞くと「いや?」との返事。

いやも何も、何年も前に一緒に住むことはないと言ったことがあるのです。そのことを言うと、そうやってお父さんに言ったけど、いつまでも私が拘るはずないから大丈夫だと言ったとか。私が絶対に一緒に住まないことは母にはちゃんと伝えてあるし、気持ちが変わるはずがないことは母も充分分かっているはずなのです。私にとって母と生活していた高校卒業までの期間は地獄の日々で、今でもちゃんと思い出すのは辛いのです。

あそこで地獄を味わったから、今の平和な日々があるんだと思っています。

今後2人が病気にでもなって、生活するのが大変になったとしても、介護は絶対にしないよと話してあります。母だって世話になるつもりはないと言ってくれました。心配なら、元気なうちにいろいろと完備してある施設へ夫婦で入って欲しいとも言ってあります。

どちらかが亡くなって1人になったとしても、血の繋がりのない父の面倒など看れませんし、母のことだって看たくない。それは以前ちゃんと話したのです。

でもそのことを伝えてなかったんでしょうね。それよりも、私がどうしてそこまで頑なに母を避けるのか、本当の理由を全く話してないんだと思います。



だからそのことを改めて話しました。無理だよと。そんな家を建てるお金があるのならば、そういった施設へも充分入れるだろうし、そうしてくれた方が私は幸せだからと。

一緒に暮らすなんて有り得ないよとも。

私がこうして付き合うようになったのは、許したからじゃないのです。息子にはおじいちゃんおばあちゃんが居た方がいいだろうし、夫も気にするからです。でも会えば必ず疲労感を味わい、しばらく落ち込みます。それに息子の手前、喧嘩をするのもイヤだし、仲良くしなくちゃいけないと思っているだけで、それまで私が抱えていた辛い人生をリセットして付き合ってるわけではないのです。そんな風に都合よく思われるのはたまらないのです。

でも昨日の同居の話を聞いて、この人は私の苦しみなんて何にも分かってなかったんだなーと悲しくなりました。まだあの苦しみから逃れることが出来ずに、もがいていると言うのに。まぁ、今まで話していても分かってくれてると思ったことはないんだから、それは当然なのかもしれない。だって分かっていたら、私の納得できる答えを言ってくれたはずだもん。

私が同居は絶対に出来ないよと言ったら、母は「じゃあそれをお父さんに言ってよ」と言うのです。お父さんがまだ私に話してはいけないよと言ったことを、勝手に話した上に、私が断ったらそれをお父さんに言えと言う。そんな乱暴な話があるかと文句を言いましたよ。元々は母が無責任に父を煽ったり、父に私の気持ちを伝えていなかったから話が勝手に進んでしまったわけで、都合が悪くなると私が責任を取れと言うのは筋が通らない。

でもこの人は昔からそういう人でした。嘘や言い訳を並べるのは当たり前で、私が辻褄の合う過去の辛いことを話した時には、記憶喪失だったとまで言ったのです。

昨日の同居の話は、私がどうして一緒に住みたくないかをちゃんとお父さんに話して欲しいと頼んでおきました。理由を聞けば、一緒に住めないことは分かるはずだと。

大体お母さんだって私となんて住みたくないでしょ?と聞くとそれすらも私に原因があるかのように言われました。「こんな風に蟠りがあるんじゃねぇ」と。

まぁ私の我が侭だと言ってくれても構わない。一緒に住むことが私には地獄なんだから。



息子がいなければ、絶縁したい程なんだからねと一言付け加えておきました。

そして今後は2人では絶対に会わないことも。

母と会って楽しい気持ちになったことなんて1度もない。何で私の母はこんな人なんだろうと悲しくなるばかりなのです。そしてその母から生まれた自分もイヤになります。