きいろいゾウ/西加奈子
きいろいゾウ
西 加奈子
淡々と過ぎていく日々を、ツマとムコが語り続ける本でした。
ずーっととても楽しくて、いつまでもこんな感じならどうやって終わるんだろう?と思う程。まったりとした時間を自分が必要としているからなのか、とても心地よい環境でした。
それが突如風向きが変わるのです。ツマとムコの関係がギクシャクしてしまう。そうなると途端に読みたくなくなりました。面白くないのです。気が重くなってしまうのです。
もちろん最後の最後にホッとしますけど、何と言うかとても辛い。
そんなこともあってなかなか読み終わらなかったのです。
あんなに幸せだったのになと思うばかりでした。
ページ数も多いのかな。心に余裕のある時に読むことをお勧めします。