ゴールド・フィッシュ/森絵都

ゴールド・フィッシュ

ゴールド・フィッシュ

森 絵都



リズムを読んだ翌日には読み終えていたのですが、ゆっくりPCの前に座っている時間がなくて、感想を書くのを忘れていました。新しい本を昨日から読み始めたので気が付きました。



これも悪くはなかったけれど、リズムの方が私は好きです。

幼いからとても危うくて、それがすごく素敵な感じがして。

ある程度の大人のルールが分かってくると、人間の魅力は減ってしまうような気がするんですよ。私なんて相当汚い大人になってしまっているから、魅力なんてないんだろうな。

決して器用に生きているとは思わないけれど、上手にその場をやり過ごしたり、自分の気持ちを抑えたり、絶対に間違ってると思っても賛同してしまう時に、すっかり大人になってしまったなーと悲しくなります。

いつまで経っても融通の利かないトラブルメーカーな人をカッコイイとは思わないけどね。



自分の言動に矛盾を感じているから、こういった内容の本に心惹かれるのかもしれません。

自分のことしか見えなかった頃から少しだけ回りの優しさを感じられるようになる頃を思春期と呼ぶのかもしれない。そう思いました。