ソング・オブ・サンデー/藤堂志津子

ソング・オブ・サンデー

ソング・オブ・サンデー

藤堂 志津子



久しぶりの藤堂さんの本です。やはりとても読みやすくて、あっという間に読み終わりました。スッキリした終わり方でした。

私は結婚をして子供のいる主婦になりましたが、結婚をせずにいたら、私はどんな人生を歩んでいたのだろうと読みながら思いました。きっととても寂しいんじゃないかと、今の生活からはそう思ってしまう。結婚することが最大の幸せとは思っていないのに、私はきっとそれに値するだけの仕事をしていないような気がするからなのかな。見えないもののプレッシャーに焦りながら生きているような気がします。

そんな感覚を持つ私には、利里子さんの生き方は素敵だなと思いました。素敵だなと思うのに寂しさを感じるのです。

年を重ねると言うことは、孤独に慣れることなのかな。そうだったら寂しすぎる。



でもきっと利里子さんと鉄治さんには変化が訪れるでしょうね。そう信じています。