ドラマチックチルドレン/乃南アサ

ドラマチックチルドレン

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久しぶりの乃南さん。内容としては今まで読んだ作品とは全然違っていて、時々これ乃南さんの本だったっけ?と思ってしまうほど。でもとても良かったです。いろいろ考えさせられました。中には腹立たしい親もいたり、どんなに熱意を持って接しても何も響かない子供がいたりして、読みながら悶々となりましたが人が生きていく上で全てを終えられるゴールなんてないんだよなと思いました。私はこの先息子がどう成長していったとしても、いつも息子を信用したい。そういう親でありたいと思います。今は素直過ぎて損してるなぁと思う程のいかにも子供っぽい息子ですが、いつかは私のことを疎ましく感じたりする日が来るのかもしれないと考えると、少しでも多く楽しい思い出を作らなくちゃと思います。思い出に救われることってあると思うから。私は多分見守ることが苦手です。結果を急ぐタイプなのでじっくりと見てあげることが出来てないんじゃないかと思うんですよね。それを少しずつ変えていきたいと本を読んで思いました。