子供の感情

友達との付き合いで腹の立つこともたまにある息子は、学校でムカついたりすると帰ってきてから私に報告する。話してしまえば気持ちも収まるのか、いつまでも愚痴愚痴言うことは余りないと思う。私は聞くたびに思ったことを言い、時には息子のやり方にけちをつけたり、それは仕方なかったんじゃない?と肯定したりする。まだまだ子供だなぁと思うこともあるけれど、中には子供でも大人と同じようなことで揉めたり、腹を立てたりするんだなぁと思わず笑ってしまうようなこともあって、そうやって人と関わることは息子を成長させているんだろうなーと冷静に思うこともある。

そんな中で私が息子のやめればいいのにと思うことがある。それは間違いを間違いだと言ってしまうこと。相手がそれを認めて謝るまで責めてしまうことがある。以前その逆のことを息子がされて、とても辛くて、帰ってきてから泣いたことがあったから、少しはそういった部分が軽減されていればいいのだけれど。人は自分を含めて完璧ではないのだから間違えることだってあるんだと言うことを分かってもらいたいと思う。そうすればもう少し人に対して優しい言葉を掛けてあげられるんじゃないかな。でも息子の悪いと思うところが私にも言えるわけで、これは怖いなぁと思う。私も息子もそれぞれ別の人間だと思うのに、こうした短所が私に似ていると、息子に話しながら自分にも話しているような気になる。言われてそうだなと思ってもなかなか変えられるものじゃないよなーとも思ってしまって、息子もそんな気持ちなのかなーと思う。でもね、間違っていることを間違っていると言えるのはそれだけ息子が純粋なんだろうなとも思うから、直した方が良い面と悪い面は上手に引き出してあげれば長所にも短所にもなるのかもしれない。いろいろなことが分かってくると簡単に間違いを指摘できなくなるしね。これは私がそうだからなんだけど。

3年生になってからこういった友達との関わりに対していろんな感情を持つことが増えたような気がします。でも可笑しいのは、例えば今日すごくムカつくと言っていた友達と次の日遊ぶ約束をしてきたりするんです。私ならしばらくは引き摺るなーと思うんだけど、その日のことはその日でおしまいにしているのか、忘れてしまうのか、早い時は学校から帰ってきた時にはすごく怒っていたのに、少し経つと怒れていた相手と明日遊べるか聞いてみようと言っていたりするんですよ。あら?さっきの怒りは何だったの?みたいな。だから最近は多少文句を言っていても余り気にしなくなりました。それに合わない子とは遊ばなくなりましたしね。どうして好きじゃないのか理由もあるので、親が好きじゃないとか好きだとか思っていても、息子なりの判断で友達をちゃんと見ているんだなーと思います。

まだまだ子供なんだけど、たまーに成長してるんだなーと驚くこともあって、しっかり見ていないと損しそうだなと思います。