ズルをしたくなる気持ち

息子の毎日の宿題の1つに書き取りがあります。

学年が上がると文字数も増えるので大変だなぁと思います。今はお手本に漢字が書かれていないので、お手本が新しくなった日は、まず漢字を調べなくてはいけないのです。もちろん習った字を書かせるのだけれど、習った字をすぐに覚えてくれたら書き取りなんてする必要がないわけで、お手本が新しくなった日はとっても時間がかかります。書き終わったら親が見直して、書き直しをさせる場合もあります。うちでは書き直しをする場合書いた字の上にレ点を書いて、メモに字を書き、一言添えてやり直させます。添える言葉は大したことではなくて、バランスが悪いよとかここはもっと長くとか○をつけて書く程度です。やり直した後は持ってこないので私も見ません。たまーに持ってきてと言う場合もあるけれど。昨日は特に意味もなく、次の日の用意をしていたので書き取りをやり直したかなーとぺらぺら捲って見たのです。そしたらとんでもないことに!

私の付けたレ点を消して、そこをなぞっただけなんです。怒りましたよ、もちろん。こっちが書いた字を1つ1つ見直しをして、おかしいなと思う字はメモに書いて渡しているのに、そのメモすら見ずに適当に直した振りをしているんだもの。どうしてメモを見ていないことが分かったかと言うと、昨日は着ると言う字があったんですね。その字の下の部分は目なのに日になっていたのでそれをメモで指摘しておいたわけですよ。なのにそこが直ってない。メモを見ていたら直すはずです。折角書いたメモも見ないし、適当に誤魔化すやり方を見てカーっと頭に血が上りましたよ。怒鳴りましたよ。もう見てやらないからねと言ってやりましたよ。

しばらくしたら泣いている声が聞こえてきたので少しは反省したのかもしれません。でも謝ってはこないので私もどうしたらいいのか分からず、夕ご飯の時間になってしまいました。沈黙の夕食に耐えられず、悪いと思ったら謝らないとダメなんじゃないの?と言いました。そしたら涙を堪えながら何とか謝りましたけど、私が言わないと謝らないなんてダメだなぁと情けなくなりました。そこで少しお説教をして、2度とやらないと約束させ、とりあえずおしまい。



そりゃ毎日の書き取りは面倒に思うこともあるだろうけど、それをやらなきゃ字を覚えないだろうし、必要な勉強だと思うんだよね。自分のためと言われたってその意味を本当に理解するのはまだ無理なのかもしれない。でもさ、ズルするのはやめようよ。

そんなことが出来るようになったのかーととっても落ち込みました。