誰か----Somebody/宮部みゆき

誰か ----Somebody

誰か ----Somebody

宮部 みゆき



名もなき毒を読んだら、どうしても読みたくて予約しました。

こちらはすぐに借りることが出来ました。

こっちの方が後味が悪いような気がする。

解決したことは良かったけれど、犯人が捕まっても何だか納得できないし、

父の本を作ることで翻弄する姉妹の顛末も、もやもやしたまま。

分かったからこそ釈然としない感じ。



でも杉村さんの人柄が好きなので、お人よしだなーと思いながら楽しめました。

お金があるとそれだけで、幸せだと感じてしまうのはなぜだろう。

私はお金があるからこその不幸を考えてしまうので、お金はないよりある方がいいけれど、お金さえあればとはどうしても思えない。

私は小さい頃からかなりお金に苦労して育ったのに不思議です。

これって容姿端麗の人の損と似ているような気がします。

綺麗な人って外見で勝手にイメージされることが多いのではないでしょうか?

性格悪いって思われることもあるんじゃないかなーと。

男性も内面まで見ずにちやほやするからいけないんでしょうけど。

実際私が知り合った綺麗な人は、皆さん性格も良い人が多いです。

外見だけだって敵わないのに、内面までカッコイイなんてねーと驚くことが多いのです。

私なんて外見もひどいのに性格も悪くて、嫌われるタイプなのですよ。

私は綺麗で可愛い人が好きです。

お金を持っていて余裕のある人も好きです。

杉村さんの様子を読んでいると、私は好きだよと奥様にも言いたくなります。



私に好かれてもどうしようもないだろうけれど。



名もなき毒を読む前に読むことをお勧めします。