酔いがさめたら、うちに帰ろう。/鴨志田穣

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

酔いがさめたら、うちに帰ろう。

鴨志田 穣



以前アマゾンの人気ランキングで見かけて図書館で予約してあった本です。

土日であっという間に読み終わってしまいました。

この手のお話しに興味があるので、そうなのかーと思ったり、気持ち悪くなったり、

でも面白いと思う。

私はこういったこととは縁がないと勝手に思っています。

それだけ自分に自信があるのかもしれないけれど、こういうことに手を出す勇気がないというのが正直なところ。

人間の弱さゆえのことだとも思うのに、やることに勇気が欲しいと思うのは何とも矛盾しているなぁと思いますが、

きっと私はそこまでのどん底を見たことがないってことなのかもしれない。

いや、私は強いのか。

何よりも私は、いつまでも引き摺るタイプではないので、どん底に落ちる前に停止してしまうんだろうな。

どん底まで行ける人よりも遥かに弱くて小さい人間なのかもしれない。



主人公のお酒に溺れる様子も凄まじく、病院での生活はとにかくカレーへの執着が面白く、

どうしようもない人間だと自分で思っている主人公が、とても可愛らしくも思えて、

あっという間に読み終わってしまいました。



読みやすいのでお勧めですよ。