阿修羅のごとく/向田邦子

阿修羅のごとく

阿修羅のごとく

向田 邦子



図書館で借りていた本を全て読み終わってしまったので

以前買ったまま読んでなかった本を出して読みました。

映画になったことで読んでみようと思ったのです。

とにかく深キョン深っちゃんも好きなので映画を見たいなーと思いました。



内容は人間模様ですね。

4人姉妹ってすごい。

私は1人っ子なので兄弟姉妹の良さも悪さも正直分かりません。

未知だから欲しいとも思いました。

それに自分の子供は絶対1人っ子にはしないぞ!とも思っていました。

現実は1人でいっぱいいっぱいなんですけど。

未だに2人目は?と聞かれます。

「もういらない」とハッキリ言っても

可哀想だとか若いのにとか言われる。

いらない親が子供作って虐待したら責任とってくださるの?

と何度言ってやろうかと思ったか。

常に育児の難しさに悩んでいる人間は簡単に切れるのです。

お気をつけ下さい。



って私の話をする必要はありませんでしたね。ハハ。



この本を読んでいると姉妹って要らないと思う時といてもいいかもと思う時がありました。でも欲しいとは思えなかった。

やっぱ女同士ってドロドロしちゃうのかなぁ?と思ったので読みながら疲れました。

兄弟姉妹が例えいなくても血の繋がった人の存在はありがたいものだなと思います。

それが原因で揉めることもたくさんあるだろうけれどね。

4人いる中で自分に似てると感じた人はいませんでした。

どの人の気持ちも理解出来るし、でも理解出来ない。

どの人の生き方にも自分を重ねる事が出来ました。



舞台設定は今から20年も前の話だとの解説がありましたが、それ程違和感はありませんでした。

いつの時代も女は逞しく美しいものなのです。